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第5回 「地域活性化論」 『花巻市まちづくり総合計画の概要』と『富士大学の総合計画とは 富士大学のプラットフォーム機能』が行われました。

授業関係
今回から花巻事例の活性化論となります。その分野を担当する市職員と市内で活躍する事業者のペアの講義。10月19日の第5回は『花巻市まちづくり総合計画の概要』と題し市の取組の全体像を総合政策部秘書政策課課長補佐の鎌田明洋氏にご講義をいただきました。また遠藤元治講師からは市の「総合計画」に当たるものは『富士大学のプラットフォーム機能』であるとし、その内容の講義がありました。
 鎌田課長補佐は、『1.まちづくり総合計画とは 2.前期(第1期H26~R5)計画の評価 3.(第2期R6~R13)計画策定の考え方 4.第2期計画の概要 5.おわりに』を話されました。市のあらゆる取組みは、この総合計画に基づいて実施されています。次回以降はその個別事例となりますので、そのガイダンスになる講義でした。前期計画の体系は政策/施策/事務事業の三層構造になっており、それをサッカーチームの総合計画に比喩しての説明はわかりやすく好評でした。前期計画のR3年度の政策と施策の評価事例の紹介がありました。第2期計画策定の考え方では、基本方針、実施した市民参画等進め方の解説がありました。第2期計画は「豊かな自然 安らぎと賑わい みんなでつなぐイーハトーブ花巻」を将来都市像とし、6つの分野と人口減少対策に取組む2つの重点施策推進プロジェクト(PJ)に大別し実施されています。講義では「子ども?子育て応援PJ」、「花巻で暮らそうPJ」の詳細、事業名と事業概要の説明がありました。計画の推進はSDGsの達成に寄与するものとなっています。市民?企業?行政の取組みが協働することでプランを推進、将来都市像を実現しましょう-と講義を終了されました(写真2、写真3)。
 遠藤講師の授業は、「衆議院選挙がある。立法=政治(国会)は地域活性化に直接関わっている。諸外国に比べわが国の若者の投票率、政治に対する意識が低いことを憂慮する。この講義は政治と地域(活性化)との関係を学べる場でもあり、その意識を持って受講して欲しいし、そして今回選挙する様に!」とのコメントの後に始まりました。人には個性、家には家風/家訓、国は国柄、会社には社風/社是/企業理念/経営方針が有る。と同様に富士大学には「建学の精神/大学の使命/大学の目的」、「大学の使命①~⑦」が有る。その使命毎に、大学ホームページdafabet手机版,dafa888bet黄金版記事で大学組織とその活動実績の紹介がありました。例えば「地域創生論」、「地域活性化論」は使命①「生涯学習の機会を人々に提供」であり、使命②「大学の研究成果を地域に還元」では本学がプラットフォームとなって進めている「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」等が有ります。講義のまとめは、『その自治体を知るには総合計画を知るべし。企業を知るには経営理念/経営方針を知るべし。大学を知るには学長挨拶/教育理念/教育目的を知るべし。富士大学は、地域貢献する大学を目指しており、その活動がフラットフォーム/シンクタンク機能の発揮である。』として講義を締めくくりました(写真4)。

 講義終了後は「地域活性化論研究会」を開催。講師/参加者/本学教員)で、授業振り返りと情報?意見交換を行いました(写真5)

学生の授業レスポンスカードには:
?この授業で卒業後いつか花巻に来る機会があったら現在とは違う環境になっていると思うと花巻に来るのが楽しみだと思いました。
?大学は学生が学ぶためだけにあるのではないことがわかった。
?今の時代を生きていく上でどのような姿勢で地域や政治に向き合えばいいかが少し見えてきた。自分でも考えてみようと思った。
?総合政策では若者の育成、勤労世帯の確保も目的としている。私たち世代が地元に残ることがその達成につながる。そういう気持ちが大きくなる様な政策が欲しい。
?市役所も大学もどちらとも共通しているのは花巻のためにということであった。
?花巻市と富士大学も地域活性化に沢山取組んでいることを改めて理解した。私たち学生が大学と地域の関係性や活性化に向けて考え、活動に参加することが必要だと思った。
?体育会系学生がいる富士大学にしか出来ない地域貢献もいろいろあるなと思った。経営理念の確認も就活の上で大事にしていきます。選挙もちゃんと調べ投票しに行きます。
?もっと政治について学ばなきゃいけないと思った。
?花巻市は良い取組みを行っているのに情報が行き渡っていない、もったいないことだと思った。本学も思った以上に多くの取組みをしていることに驚いた。自分から調べて行動を起こしたいと思う。
?3年住み花巻市は素晴らしいまちであると感じている。地域を豊にするのは行政ではなく、住民も関わり全体でひとつのなろうとすることだと学んだ。私たち学生の積極性も大切。
?富士大学が花巻に存在している意味や意義は地域貢献にあると考える。自身も出来る取組みには積極的に参加したいと思う。
?「地域活性化論」などを通じて地域との連携をつくり、「地域社会への貢献」を果たそうとしているのだと感じた。
?自分たちの大学での学びを地域にアウトプットすることで地域は活性化すると思った。残りの期間で出来ることをして花巻を離れたい
?大切なのは地域貢献。野球というかたちで何か貢献できないかな、と感じました。
などがありました。

写真1)左から鎌田氏、吉田教授、遠藤講師   写真2)授業風景 鎌田氏
   

写真3)授業風景 鎌田氏        写真4)授業風景 遠藤講師      写真5)地域活性化論研究会