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第14回「観光産業論」 『岩手県のプロモーションの取組み』が行われました。

授業関係
観光産業論の第14回(12/21)は、岩手県商工労働観光部?プロモーション室 課長の大越治仁氏による講義で、岩手県における観光プロモーションの取組みについてでした。前半部分は、プロモーションとは何かにつき総論の話があり、後半部分は、岩手県における観光プロモーションの実際でした。
観光におけるプロモーションとは、「顧客に岩手県に来て貰い、県産品を買って貰うこと」、すなわち、「岩手ファンになって貰う」を目的としているものの、ターゲットにより、その手段を考えた具体的な戦略が必要だ、とのことです。そこで、プロモーション室では、県外の若者をターゲットにして、SNSや動画配信を活用したデジタルプロモーションを推進しています。具体的には、「岩手さち子」というバーチャルなキャラクターが出演する動画配信を中心に、民間企業と連携し様々な媒体を利用して、知名度や認知度の向上に努めています。「岩手さちこ」はニコニコ超会議にも出向いて、積極的なPRを行っているとのこと。ただ、このプロモーション活動は、旅行や県産品の購入に即つながるようなものではないため、その効果を把握するのは難しいそうです。岩手県が推進する観光施策DX化の課題のひとつなのかもしれません。
 その他、質疑応答時に、県庁としては誰をターゲットにして「選択と集中」を行うのかを問うたところ、担当部署ごとにターゲットが決まっており、その辺の役割分担はきちんと行われている、とのことでした。こうした整理がなされているところも、岩手県の観光施策の特徴と言えるかもしれません。

[学生の声]
?プロモーションというのがどういう意味なのか、PRとの違いはなんなのかを知ることができたのでよかったです。自分ごとにしてもらうというのが、これから自分も相手に何かを伝えたい時に役立つなと思いました。
?「岩手さちこ」などを使い若者に情報発信をしている事は素晴らしいと思いました。逆にお年寄りやネットに疎い人にはどのように情報発信をするのか疑問に思いました。


写真1) 左:大越課長  右:石川教授
 


写真2)授業風景



写真3)授業風景