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第12回「観光産業論」 『地域活性化に向けての取り組み』が行われました。

授業関係
観光産業論の第12回(12/7)は、世界遺産平泉?一関DMOの観光地域づくり部長の立尾英司氏による講義が行われました。前回に引き続きDMOの話でしたが、今回は観光振興の盲点ともいうべき論点が示され、問題提起型の内容となりました。どのような問題提起がなされたのかというと…

① 地域の様々な事業者を結びつけたり、観光に関わるマーケティングをしたり、様々なコンテンツの企画開発という重要な役割を担っているが、それらの事業を明確な収益事業として位置づけることが難しい。これがDMO事業自体の困難さである。
② 活気と交流の両輪なしには観光はうまくいかない。
③ 観光客入込客数と宿泊者数が連動しない。
④ イベントが単発的な取り組みなっていて拡張性がない。
⑤ 観光は地域外の顧客だけで成り立っているわけでもない。

…等々です。
地方の観光振興をめぐっては、人口減少→地域経済衰退→他地域?他国からのインバウンドの重要性 という図式で語られがちなので、そこばかりに目が行きがちです。しかし、そこばかりに囚われすぎてもダメなのかもしれません。

【学生の声】
?地域のイベントは単発性が高く、1年通して影響を与えられていないということに納得。
?地域の住民が満足できるような企画運営をすることで観光客にも飽きない充実した時間を過ごせる地域になっていくことを学び、印象的だった。
?ものだけでは売れないということで、物が良くても環境や地域が整っていなければ売れないし、評価もされない。だから環境や地域を移転ではなく自分の力で変えていくことがすごく響いた。



写真 左:立尾部長  右:石川教授



写真  授業風景



写真 授業風景