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第11回「観光産業論」 『八幡平DMOの取組』が行われました。

授業関係
観光産業論の第11回(11/30)は、株式会社八幡平DMOの畑めい子氏による講義が行われました。株式会社八幡平DMOは岩手県八幡平市にある「観光地域づくり法人」で、海外向け、観光コンテンツの高付加価値化に特化した取り組みを行っている組織です。講師によると、最近のインバウンド観光は量から質への転換が求められているとのこと。そのため、薄利多売型の観光コンテンツではなくて、消費単価の高いものが求められ、インバウンド観光はより高度化しつつあるようです。八幡平地域は、観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり事業」におけるモデル観光地11地域のひとつに選ばれ(2023.3.28)ており、今後、質重視のインバウンド観光の先導的役割を担うことになります。質重視の観光は地域にとっては「稼げる観光地」であるということで、DMOの役割もそのような方向にシフトしつつあるとのこと。地域が持続可能であるためには、やはり経済力、「稼ぐ力」が必要で、そのためにはやはり「選択と集中」が必要であることを痛感させられた次第です。講師からは、インバウンド観光は輸出と同じであり、今や国の成長産業、戦略産業のひとつになっているとの話がありました。その成否は「地方の頑張り」にかかっているのかもしれません。

 ちなみに、本学の講義担当者が「八幡平」を「はちまんだいら」と呼び、講師の話のネタにされるという一幕がありましたが、そのような錯誤も逆手に取り、笑いに変えるようなセンスも観光には求められるようです。

今後の「はちまんだいら」に要注目です。


【学生の声】

?安比高原の気候を利用して、スキーや宿泊で利益を出しているが、国で管理しているところは利益が出ないのはどうにか地域の利益にならないのかなと思った。

?ターゲットがハッキリしてて考えられてるなと思った。

?八幡平は名前だけは知っていたが場所や何があるのかは知らなかった/名前は聞いたことがあるけれど、場所までは分からなかった

?地域産品を海外へ売り出すには、海外で通用するような価値(アート等)に変換すると付加価値がつく場合があるという話が印象的だった。文学作品が翻訳してはじめて、その価値が海外の人に伝わるのと同様に、地域産品もまた、海外の人がその価値を実感できるように価値の変換をすることが重要であり、翻訳のような工程が求められているということが面白いと感じた。



写真1 左:石川教授  右:畑氏



写真2 授業風景



写真3 授業風景