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第3回「観光産業論」 『田野畑村での体験型観光『番屋エコツーリズム』の取り組み』が行われました。

授業関係
 観光産業論の第3回(9/28)は、NPO法人体験村?たのはたネットワーク理事長の楠田拓郎氏による講義が行われました。岩手県の三陸沿岸にある「田野畑村」における体験型観光の取組みが主な内容です。講師によると、地元漁師さんが漁に使用する小型の磯船のことを「サッパ船」というのだそうですが、そのサッパ船と漁師さんによるクルージング体験がブレイクし、それをきっかけに、村あげての民泊への取組み、番屋を活用した観光拠点の形成(机浜番屋群の整備)、ジオパーク(「地球地質科学的な遺産」としての地域)の認定のための調査、総延長1000㎞に及ぶ「みちのく潮風トレイル」の整備とそれを活用したトレッキングやサイクリングツアーの企画など、様々な観光プログラムが行われるようになっています。田野畑村の観光にはリピーターが多いようで、いかに「ファンを増やすか」がカギを握っているとのこと。ちなみに、村ぐるみで観光に取り組む「関係性」をどのようにつくったのかを楠田理事長に聞いたところ、「観光事業への協力を全面に出す」のはNGで、「日常のつきあい」が重要ですとのこと。地方の観光は「地域づくり」があって成り立つようです。
 田野畑村、「旅する価値あり」です!!

【学生の声】
?田野畑村という岩手に住んでいても一回も行ったことがなかった村だったが、今回の講義を踏まえて、体験型の楽しい観光の仕方があるのだとわかり、とてもいいと思った。これからこのような街が発展していき、岩手を底上げしていくことがとても大切だと感じた。
?観光客に来て見てもらうだけではなく、どうしたらその場所の良さが伝わるかという観光客の目線も考えられていることに加えて、地域住民を蔑ろにせずに、観光客と地域住民との交流を大切にしているのが良いと思った。

写真1)  左:楠田理事長 右:石川教授


写真2)授業風景


写真3)授業風景