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第13回「地域創生論」 キオクシア岩手(株)の『地球温暖化対策と環境負荷低減活動』が行われました

授業関係
 7月6日の講義は、キオクシア岩手株式会社の施設管理部環境保全担当グループ長の為藤敬則氏を講師として開催されました。
キオクシア岩手(株)は「岩手発、世界最先端へ!!」を掲げ、積極的な事業を展開し、現在は第2製造棟を建設中。同社と本学は地域貢献活動の連携に関する情報?意見交換を行っています(/news/56351)。本講義はそのコミュニケーションから実現。同社の環境保全活動を講義をいただきました。概要は以下の通りでした。

1. 会社概況(https://www.kioxia-iwate.co.jp/の抜粋的紹介)
?社名の由来、?連結売上高とフラッシュメモリ市場シェア、?キオクシアグループの構成、
?キオクシア岩手(株)会社概要、?製造拠点間連結(四日市工場とのシームレスオペレーション)等の解説がありました。

2. 地球温暖化関連の世界状況
最新のデーターで世界状況の概説があり、地球温暖化対策の実施は待ったなしの課題であると説明がありました。特にわが国の「地球温暖化対策推進法削減目標の大幅アップ(26%→46%へ。2021年10月改訂)と先の国会の「GX推進法」の解説がありました。

3. 地球温暖化対策と環境負荷低減活動
キオクシアグループ:
2050年度までに事業活動に伴う温室効果ガス排出量『事業場からの直接排出(SCOPE1)、および購入エネルギー使用に起因する排出(SCOPE2)』のネットゼロを目標としている。再生可能エネルギー調達(SCOPE2)を2040年度までに100%とする目標はすでに設定していたが、今回、SCOPE1を対象に加えた。温室効果ガス排出対策の活動は2011年から取り組んでいる。地球温暖化係数の高いPFC等ガスを高効率に除害する装置の新規製造棟100%導入を進めている。SCOPE2では省エネルギー型の製造装置や動力設備の調達及び整備を進めるとともに、2022年度よりPPAモデル*で国内半導体工場では最大規模の自家消費型太陽光発電システムを設置し電力購入を始めた。そのほか、日本国内の代表的な再生可能エネルギー証書であるFIT非化石証書の市場調達も進めている。*電力販売事業者がシステムの設置?所有?保守。管理を行い、その電力を工場が購入する契約

キオクシア岩手(株)の地球温暖化対策と環境負荷低減活動:
半導体工場は、多くのエネルギー、薬品、ガスを使用しているため、環境負荷が非常に大きく、環境保全に力を入れている。下記に各対策につき紹介があった。?省エネルギーへの取組み、?再生可能エネルギーの導入、?地球温暖化ガス(PFCs)の除外、?化学物質排出量削減、?廃棄物排出量削減、?廃棄物リサイクルの取組、?環境意識向上施策。その詳細は同社(https://www.kioxia-iwate.co.jp/pdf/kioxia-iwate_environmental-report_2022.pdf)」キオクシア岩手株式会社 環境報告書 2022に掲載の通り。

 講義後のQ&Aでは、四日市と北上の違いは(役割分担)。北上の特徴は何か。製造業としてのビジネスの特徴は(自動車産業との違い、B to B vs B to C等)。就職には半導体の知識が必要か、東北の地域資源(森林由来カーボンクレジット)への期待度はどうか、等等に対し講師から丁寧な説明がなされました。最後に学長からの御礼で終了となりました。

写真1 左から 熊谷氏、為藤氏、岡田学長、佐藤氏、細田氏 
キオクシア岩手(株)の参加者の皆さん


写真2  授業風景 


写真3  授業風景