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第2回「地域創生論」 『地域農業の新しい可能性 ~農業が果たす、地域社会への貢献』が行われました

授業関係
 4月20日に、花巻市で農業法人(株式会社 耕野)を営む安藤誠二氏を講師として、第2回講義を実施しました。
 同氏が代表取締役を務める同法人は、16名の正社員で水稲?キャベツ?スイートコーンを中心に約40haの農地を耕作しているほか、農作業受託、園芸も行う大規模複合経営を行っており、水耕栽培によるスーパー農業や直販、そして農福連携(障がい者雇用)といった最先端の取り組みも行っています。
 安藤氏からは、「本来であれば農家が自分で生産や販売を考えるべきであるが現状はそうはなっていない。農業の取り巻く社会、政治環境が産業全体の成長を抑制した状況にある」という日本農業の現状が示され、農業従事者の減少と高齢化という日本の農業農村が抱える問題に対して、「ダイバーシティー」という視点が求められているということで、同法人が行っている障がい者雇用(農福連携)と高齢者雇用の取組について話がありました。また、農業や農地が果たす生産以外の役割(多面的機能)の教示があり、「地域の魅力を引き出し、新しい価値を創造する」これが安藤社長の事業姿勢です。企業理念と基本理念の紹介があり、「人と地域が創る新しいまちづくり。社員ともに多様な人材が関わることでそれを育み、生み出せる商品を全国のお客様へ向けて自信を持って販売しています。地域の皆様と交流機会を深め、互いのハンディを認め合い、補い、助け合える社会に向けて行動すること、これが地方創生のきっかけになると思います。」と創生論の講義を結ばれました。
 講義終了後は、「障がい者雇用のコーディネート(支援体制)」、「農業法人化に対する現況およびそれへの評価」、「耕野の経営状況と今後の方向性」等々について質疑応答がありました。「農業は単に食物を生産する役割を果たすだけ」と思っていた大多数の学生の価値観や認識を改めさせた講義でした(授業レスポンスカードから)。