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第4回「地域活性化論」 『紫波町暮らしの心地の良いまち』 オガールプロジェクト/リノベーションまちづくり/NEXTプロジェクト/地域おこし協力隊 が行われました

授業関係
10月6日、紫波町企画総務部の鎌田千市企画課長を講師としてお迎えし、紫波町のまちづくりへの取り組みについてお話しいただきました。
 紫波町は盛岡市と花巻市の中間に位置する人口約33,000人の町です。同町は「暮らし心地の良いまち」を目指して独自の政策を立案?実行しています。その主なものには2000年の「新世紀未来宣言」に基づく「循環型まちづくり」、2005年からの「協働のまちづくり」、2007年からの「公民連携によるまちづくり」があり、持続可能な成長のために町内資源や地元企業との連携を積極的に活用したまちづくりを進めています。
同町のまちづくりの大きな特徴は「PPP(Public Private Partnership=公民連携)によるまちづくり」です。今回の講義では、まず、このPPP手法によるオガールタウンプロジェクト(紫波中央駅前に広がるエリア総合開発)がいかにして実現されたのかということや、現在の状況と将来の構想について紹介されました。そして、日詰商店街での遊休不動産の活用によるリノベーションまちづくりについてもお話がありました。
 鎌田課長は入庁後に、紫波町からの教育派遣として東洋大学大学院に社会人入学をしてPPPの手法を学びました。当時は、同大学院に岡崎正信氏(旧地域振興整備公団に勤務。現在は岡崎建設専務取締役。(株)オガール代表)も通っており、志を高く持つ民間人(岡崎氏)と公務員(鎌田課長)が出会い、現在のまちづくりへ繋がる共通言語ができていきました。講義では、当時の苦悩や奮闘話もあり、学生も興味深く聞き入っていました。
 紫波町ではNEXTプロジェクトとして2020年に第3次総合計画が策定され、基本理念に「多様性のあるまちづくり」が加わりました。この総合計画に基づき様々なデジタル化も推進されています(デマンド型乗り合いバス、ナビゲートアプリ:しわなび、移動デジタル相談車両等)。また、閉校となる7つの小学校跡地の活用についても住民参画型で検討されています。
 講義の最後には、紫波町企画課に在籍する4名の地域おこし協力隊の皆さんの活動紹介があり、「資源×ひと」で新しい価値を創っていく、それが紫波町であると締めくくられました。
 講義終了後は、地域連携推進センター主催の「地域活性化論研究会」を開催しました。ここでは鎌田課長、花巻市市役所職員2名、本学教職員5名で、授業の振り返り、情報交換、意見交換を行いました。

写真1 左から 岡田学長、鎌田課長、遠藤教授


写真2 授業風景


写真3 授業風景


写真4 授業風景