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「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」 dafabet手机版,dafa888bet黄金版3年度第3回地域協議会が本学で開催されました

お知らせ
dafabet手机版,dafa888bet黄金版4年3月14日に標記協議会(林野庁『林業成長産業化総合対策補助事業』)が開催(web併用)されました。
 本協議会はエリア内での木質バイオマスの熱利用の普及を目指し3年間活動を続けてきました。本年度が最終年度の予定であり、これまでの活動の総括および今後の活動継続について討議が行われました。(写真1)。

1. 地域内エコシステムとは
 小規模な木質バイオマスエネルギーの熱利用により、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組みです。このシステムを構築することにより、エネルギーの地産地消により域外への資金流出(化石燃料購入費)を低減し、地域への経済効果や環境効果による便益の還元を目指すものです。

2.総括報告
①実証試験
?銀河の里では、銀河の里(特養、50kW用)ならびに大迫支所(200kW用)への燃料チップ供給を本年度から本格的に開始しました。それに伴う準乾燥チップ製造で試験的データの蓄積(原木乾燥試験、チップ乾燥試験等 写真2)を行い、ノウハウと知見を得ました。本学遠藤のゼミの学生2名がその成果を卒業論文にまとめています。

②事業進捗(実績) 
?花巻市役所大迫支所ボイラーが銀河の里サイドからの燃料チップ供給により運転を開始(写真3)。現在は補修部品待ちで運転は停止中とのこと。
?新規熱需要調査
 花巻信用金庫からの紹介で市内の社会福祉法人大谷会の3施設を調査しました。その結果報告(写真4 総括?バイオマスボイラー導入方針(案))。
 3施設の内、年間を通して熱需要が安定して大きい大谷荘は有望な需要先であることが確認されました。遠藤ゼミの1名がこの調査を卒業論文にまとめています。
?チップボイラーの導入
 銀河の里:特養ホーム50kwボイラー 自前+DIY工法で設置。検収運転終了(写真5)
 富士大学学生寮:130kwボイラー 岩手ウッドパワー社にESCO事業をdafabet手机版,dafa888bet黄金版4年度林野庁補助事業に申請中(写真6)。
?富士大学でのオンサイト燃料チップ製造検討について
 3月11日、12日に大学構内3か所で小型移動式チッパーのデモ運転実施し、騒音問題性は無し、操業安全性、既存インフラのリノベ的活用性を確認しました。遠藤ゼミの学生(3年生)が参加しました。(写真7、8)。

?地域協議会見学会報告
 2月2日に、紫波グリーンエネルギー㈱のESCO事業の熱電併給施設(花巻市「ゆうゆうの里」、紫波町「百寿の里」))と紫波農林公社の見学の報告が行われました(写真9)。 
 この見学会について本学HPに下記URLに紹介した通りです。遠藤ゼミ生1名が参加しインタビューを行っています。 /news/53149

3.今後の取り組みと課題(写真10)
 3年間の実績で今後の具体的課題が明確になりました。dafabet手机版,dafa888bet黄金版4年度からは実際にこれらの課題に取り組み活動する方々をメンバーとし、その他の方はオブザーバーやアドバイザー的な参加とする協議会に改組編成をすることの方針が討議され承認されました。

 富士大学は引き続き、この事業に関して地域プラットフォーム機能を提供して参ります。最後に本協議会の座長である岡田学長から、「この地域エコ事業は、捨てられていたものを資源とするリファイナリー機能、静脈産業化という重要な部分(サーキュラーエコノミー)を進めたことになる。未来への一歩進めることができたと考える(中略)。来年度以降もご協力とご支援をお願いしたい。3年間の活動に感謝申し上げる。」との閉会の辞で終了。


写真1


写真2


写真3


写真4


写真5


写真6


写真7


写真8


写真9


写真10