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第8回「地域活性化論」 『地域おこし協力隊のこれまでとこれから』と『若者?地域との協働を目指して』が行われました

授業関係
 11月18日、花巻市地域振興部定住推進課の菊池課長補佐、元花巻市地域おこし協力隊員で(株)ぼうけん代表取締役/(株)吹張家守舎取締役の福田一馬氏を講師としてお迎えし、花巻市の移住定住推進施策および地域おこし協力隊の具体的活動内容のお話をいただきました。

 菊池様は花巻市出身。2000年に旧東和町の職員となり、その後大迫総合支所、花巻市役所石鳥谷総合支所に勤務し、いきいきまちづくり推進室、地域づくり課、生涯学習課、地域振興課等の職歴を経て、本年より現職で定住推進課「地域おこし協力隊?婚活支援?シティプロモーション?ふるさと納税」等を担当しています。講義は、「地域おこし協力隊制度について」、「花巻市における地域おこし協力隊の取り組み」、「多様化する地域おこし協力隊」の順で行われました。この制度は比較的、自治体の裁量が高い制度との事です。花巻市は平成27年度(2015年度)から導入し18人を採用。66%の隊員が任期を満了し、その75%が市内および周辺地域(岩手県内)に定住しています。しかし任期中の活動テーマで起業等を出来た人は3名(27%)と活動テーマを生業にすることは現実的にはかなり厳しいものがあるそうです。(以上、採用人数や割合はdafabet手机版,dafa888bet黄金版2年度末現在)が、それを成し遂げたのが本日もう一人の講師の福田一馬様。現在5名の隊員が活動中でその一人が坊迫舞香さんで参加していました。その坊迫さんから「むらづくりによるシティプロモーション」への取組みについて熱い説明がありました。『隊員として大切なことの一つは、将来をどう見越して活動しているのか、その日々の変化を言語化すること』という菊池様の授業ポイントを裏付ける説明がありました。

 福田様は海上自衛隊員から転職して地域おこし協力隊員となった方です。理由とその制度を活用しての起業?移住についての体験談をいただきました。「自分的しあわせ優先順位」で自衛隊で満たせるものと満たせないものを考えたそうです。結果、家族の幸せ/たくさんの友人/挑戦できる環境が協力隊隊員となることで得られると判断し花巻に来ました。学生に対し「あなたにはありますか? 自分的しあわせ優先順位」の問いかけがありました。また、どういう人が地域おこし協力隊員に向いているのか、どういう人が向いていないかの分かりやすい説明もあり、協力隊のメリット、デメリットについても説得力のある解説がありました。協力隊の最大のメリットは「チャレンジのし放題」とのこと。チャレンジによるまちの変化が隊員には求められる。成果は定住すること、これが持論で、様々な方から助けを頂きながら地域に入り込み、日々、課題とニーズに触れ、それを解消するために小さなチャレンジを積み重ねておられます。「ほしいまちは自分たちでつくる!!」という熱情あふれる言葉で授業を終了され、学生にその迫力は伝わりました。

 講義終了後は、地域連携推進センター主催の「地域活性化論研究会」を開催。市役所職員4人、本学教職員3人、学生2人の参加で、授業振り返り/情報交換/意見交換を行いました。


左が菊池さん。右が福田さん。


今年から地域おこし協力隊員となった坊迫さん。