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遠藤教授が花巻市主催「スモール?フォレスト?カレッジ 2021」で講演しました

イベント
dafabet手机版,dafa888bet黄金版3年10月30日(土)、花巻市文化会館会議室で開催された花巻市主催「スモール?フォレスト?カレッジ 2021」で遠藤元治教授(経済学科)が講演しました。

このカレッジは半年をかけ、週末に延べ12回の講習会により、前期はチェーンソーや手道具を使った伐木や造材作業の実践、後期は個別講習(作業道敷設、伐木、樹種選別、林産物活用等)が行われたものです。今年は新型コロナ禍の影響を受け当初スケジュールの遅延や変更がありましたが、里山の手入れや活用などに役立つ一通りの林業作業を学んでいます。その勉強会で講演しました。

演題は「国土の変貌を考える。―みんなでやった拡大造林―」。別題「人新生?地域脱炭素時代のエネルギーと環境(森林の果たしている役割)」で講演が行われました。

講演の前半は、「エネルギーって何。環境って何(その定義)?」、「日本の自然環境の特徴」、「世界4大文明はなぜ消滅したのか(森林との関係)?」、「桃太郎のおじいさんは山に何をしに行ったの?」、「なぜ徳川家康は江戸に幕府をひらいたのか(森林資源との関係)?」、「森林が果たしている機能って何(酸素供給量、炭素固定量、多面的機能)?」

後半は、「国土の変貌―戦後の拡大造林で何が起きているか」、「化石燃料利用は地質学的な新時代―人新世となったという説の紹介」、「県内の木質バイオマスエネルギー熱利用事例(有効性)紹介」、「地球温暖化対策推進法改正案成立の意味と森林の関係」、「地域脱炭素ロードマップ(dafabet手机版,dafa888bet黄金版3年4月20日 国地方脱炭素実現会議)における森林?林業の位置づけ」等々、聴講者が普段はっきり認識していない情報の提供や解説がありました。

講演後の質疑応答では、「岩手で最も導入されているオヤマダエンジニアリング社のチップボイラーに関する質問(小型化は可能か、その特徴は何か等)」、「里山保全事業の材を熱利用する場合、川上側(出材側)からの基準でそのバイオマス熱利用の経済性は保持されるか。」、「未利用材は実際に有る(屋敷林、河川流木、街路樹、果樹剪定枝等々)。それを有効利用する様な仕組みがあればいい」、などがありました。