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「宮沢賢治から考える」の授業が始まりました

授業関係
本学と花巻市で主催している「全国高校生童話大賞」が今年第20回を迎え、その記念事業のひとつとして、授業「宮沢賢治から考える」が開講しました。
花巻に生まれ、その生涯のほとんどを郷土花巻で過ごした国民的童話作家で詩人、農芸科学者、教者である賢治さんを通して、人間の生き方に対する根源的なテーマを多様な観点から総合的に考察します。

記念すべき第1回は、基調講演「宮沢賢治から考える」として、「全国高校生童話大賞」の第1回(2001年)から審査員を務めていただいている、宮沢賢治記念館学芸員 牛崎敏哉氏にご講演いただきました。
牛崎氏は、賢治の生涯について、災害が多かったこと(生年と没年に三陸に大地震が発生)、若くして肋膜炎の診断を受け自分の命があまり長くないと悟ったこと、スペイン風邪や結核の感染症が死因の多くだった時代を生きたことなどが彼の考え方に深く影響し、また、著作の多さからベストセラー作家だと思われがちだが、意外にも生きているうちに出版された書籍が2冊だけだったこと、たくさんの原稿を出版し紹介してくれる人がいてくれたからこそ、ひとびとに知られるようになったことなどを紹介しました。
その他、宇宙や恐竜にも触れ、賢治さんの興味ある分野が多岐にわたること、これからの授業で紹介されるであろうと話してくださいました。

 

前期4月から7月まで15回、講師が変わるオムニバス方式で実施します。
本来は本学2~4年生と、一般の方が受講できる予定でしたが、感染症拡大防止のため、一般の方への公開を中止しております。

概要はこちら「宮沢賢治から考える」