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「花巻市および周辺地域内エコシステム構築事業」第2回地域協議会を開催しました

お知らせ
 2020年11月2日(月)、本学を会場に林野庁事業「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」dafabet手机版,dafa888bet黄金版2年度第2回地域協議会を開催しました。
6号館2階大会議室で(写真1,写真2)、下記の内容について事業進捗の中間報告及び討議がなされました。
 1. FIT発電非競合資源活用の検討*)
  (1)銀河の里のサイト活用について
  (2)ネクスコ東日本からの支障木の利用の可能性について
  (3)その他の非FIT材の調査について
 2. 小型移動式破砕機の実証試験について
 3. チップボイラー導入システムの検討
 4. サプライチェーンの方針および継続検討課題
 5. その他

主な報告、討議内容は下記の通り。
?メンバーの社会福祉法人 銀河の里(花巻市幸田)は現在、薪ボイラー利用(施設および農業用ハウスの補助暖房用)と薪の製造を行っていますが、同法人から利便性と汎用性の高いチップボイラーへの転換の希望があり、その検討が開始された。
?当協議会活動を知ったネクスコ東日本㈱東北支社北上管理事務所様より、高速道路インフラのメンテナンスで発生する支障伐採木等の有効利用検討の依頼があり、本事業でその可能性を検討している。本協議会開催に先立つ10月31日(土)、11月1日(日)の二日間、銀河の里で「小型移動式破砕機」による高速道路メンテナンス発生材からの燃料チップ等の製造の実証試験を行ない(写真3、写真4)、その速報報告があった。
?ネクスコ東日本にとり、処理費をかけて処分(産廃処理)していたものの有効利用となり、処理経費の節減が図れ、その材の提供はカーボンニュートラルで社会的貢献ともなる。一方利用側では安価な原料確保によるコスト削減が見込めWINWINの関係となる。
?ボイラー設備の検討では、生チップボイラー、湿潤チップボイラーの2機種の比較検討を
行っている事が報告された。
?12月上旬、山形県最上町地域の木質バイオマス利用調査ツアー企画中と紹介があった。

*)FITは Feed in tariffの略。再生可能エネルギー固定価格買取制度のこと。花巻市には花巻バイオマスエナジー㈱があり木質バイオマス専燃発電所を運転中。この発電所向けの材は一定の市場価格となっている。本地域内エコシステム事業ではそれと競合しない、より安価な未利用の資源の活用を目指しています。その一つが高速道路の樹木です。


 
(写真1)          (写真2)

 
(写真3)          (写真4)