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花巻市にある社会福祉法人「銀河の里」をフィールドワークしました。 ―エネルギー政策論 木質バイオマス(薪)利用民間施設FW-

授業関係
 2020年1月6日(月)エネルギー政策論(担当:遠藤教授)にて、再生可能エネルギー(木質バイオマス)利用を地域密着型で実践している「銀河の里」をフィールドワーク(FW)しました。なお、これまでの授業で岩手県、遠野市、花巻市の地域政策における木質エネルギー利用についての事前学習を行い、今回のFWにつなげています。
 「銀河の里」は、社会福祉法人悠和会が、高齢者福祉サービス事業(認知症対応型デイサービス/グループホーム 特別養護老人ホーム)及び障がい者福祉サービス事業(就労支援B型 共同生活事業所)を営んでいる花巻市内で屈指の社会福祉施設です。この施設では、ウッドボイラー(薪)と薪ストーブを積極的に利用しています。
 副施設長である戸來淳博様の案内で、各施設を見学しました。
  ?特養老人ホームのウッドボイラー(暖房用、給湯用)(写真1、写真2)
   2基のボイラーで大きな施設(建物面積1950m2)を暖めていました。毎日の薪くべは、入居者の大事
   な仕事となっているそうです。
  ?障がい者就労継続支援(ワークステージ銀河の里)の水耕ハウス事業(レタスやネギ等野菜の水耕栽培)
   2000m2の水耕ハウスをウッドボイラーで暖房し、冬でも栽培を可能としていました(写真3,
   4)。
  ?グループホームで使用の薪ストーブ(写真5)
  ?特別養護老人ホームの室内で暖かさの体験

 学生の感想は、「ほんと身近な所で木質バイオマスエネルギーが利用出来ているのがわかった。」、「障がい者の方々が仕事として薪づくりやウッドボイラーの運転に従事していた。施設の特徴を活かしたエネルギーの選択であり、その運用にいろいろな工夫をされていることを理解した。」、「銀河の里では、就労を支援する様々な事業、米、野菜、ブドウ、リンゴ、ワインやシードルづくり等を行っている。花巻市市内にもこんな素晴らしい施設があることがわかった。」、「耕作放棄地を活用する事業(お米づくり)を行い、就労支援をしつつ収益も出している事に驚いた。今後このような取り組みや施設が増えていけばよいのにと考えた。」等々でした。
 今回のFWは、単に再生可能エネルギー(木質バイオマス)利用状況の理解のみでなく、社会福祉施設の役割や事業内容についての見聞も広められた有効なFWとなりました。

 

写真1  写真2 
写真3  写真4  写真5